1.木管楽器の中古を高く売る方法

木管楽器はその可愛らしい見た目と柔らかい音色から、いつの時代も人気の楽器群です。フルートやクラリネット、サックスなど主旋律を担当することの多い楽器は特に人気が高く、中古での取引も活発化しています。そのため、良い楽器が入荷したらすぐに売り切れてしまうこともあり、中古の場合、より良い状態で売却に出すことで高い価格で買い取ってもらえる可能性があります。そのために、特に木管楽器で注意しなければならないのが、楽器のカビや割れについてです。クラリネットやファゴット、オーボエなど木材でできている楽器の場合、保管している環境が大きく影響します。湿気が多いところや、温度の上がり下がりが激しいと、楽器本体が割れてしまったり、ヒビが入る原因にもなります。また、長年吹いていない楽器の場合、カビが発生してしまっていることもあります。売りに出すことを決めた時点で、すぐに楽器を隅々まで点検するようにし、割れやヒビが発生してしまっている場合は、楽器を修理に出しましょう。木材でできていない楽器の場合も、木管楽器は特に部品が多い楽器ですので、一つ一つの部品がきちんと動くか確認し、なるべく新品に近い状態まで近づけましょう。

2.木管楽器の買取事情

木管楽器は様々なメーカーから販売されており、メーカーで金額に差が出ることが多いでしょう。良いメーカーのものは高い金額で買取され、比較的安いものは安い金額で取引されることが多いです。加えて購入する対象が幅広く、大人でも趣味でやろうと中古で木管楽器を購入する人もいる他、中学校の吹奏楽から本格的に使用されることが多いため、最初から中古でも良いメーカーのもので練習しておきたいという人もいます。それもあって良いメーカーの楽器がより高値で購入される傾向にあるのが特徴でしょう。とはいえ、楽器の状態によっても左右されており、比較的安いメーカーの楽器でも新品に近ければ高い金額で買い取ってもらえることもあります。その中でも特にバリトンサックスやバスクラリネット、ファゴットなどの低音楽器は、木管楽器の中でも奏者が少なく、取引される割合が少ないため、必要としている業者を見極めて買い取ってもらうことで、高い金額で売れる場合があります。とはいえ、木管楽器自体が非常に需要のある楽器群なので、普通の状態であれば買い取ってもらえないということはないでしょう。より高い金額で買い取ってもらいたいと思う場合は、いろいろと対策を練る必要があります。

3.木管楽器の買取査定はここがみられている

木管楽器は多くのメーカーから発売されているものが多く、メーカーによって価格の差が大きい楽器群です。そのため、自分の楽器のメーカーが何かによって金額が変わってくることが多いでしょう。特に高額メーカーの場合は、価格もさほど変わらないままで売りに出すことができる可能性もあります。メーカーについてはどの業者も最初にチェックする項目ですので、一度買取相場を調べておくと良いでしょう。木管楽器の場合は、楽器そのものの外見の綺麗さも重要ですが、それよりも音がちゃんと出るか、楽器として成り立っているかをチェックされることが多いです。指で押さえるキイが金管楽器に比べて多いので、それら一つ一つがきちんと稼働するか、穴をしっかり押さえられているかといったところは特にチェックされます。クラリネットやサックスについては、タンポと呼ばれるキイについたスポンジのようなものが、汚れていたり剥がれていたりすることによって音が出なくなってしまうため、それらが新品であるかどうかも査定額に影響してくるでしょう。買取に出す前に修理店にて一度タンポをすべて交換しておくことをおすすめします。それに加え、フルートやサックスについては管体が輝いているかもチェックされます。汚れによってくすんだ色になっていないかチェックし、日頃から磨いておくようにしましょう。