1.アルトサクソフォンの特徴と種類

サクソフォンの中でも、一番演奏者が多いのがアルトサクソフォンです。クラシック、ジャズ、ポップスなど様々なジャンルで用いられ、音楽番組などでも歌手のバックバンドの一員として登場することも多い楽器です。大きく曲がったネック部分が特徴で、通常は首からストラップをかけ、管体を自分の体の横を沿わせるようにして演奏します。クラシックでは、サクソフォンのために書かれたソロの曲はほぼアルトサクソフォンのために書かれた楽曲であったり、吹奏楽などの合奏の場面でもクラリネットやトランペットなどと一緒に主旋律を担当することが多く目立ちやすい楽器です。華やかな音色と速いパッセージが相まって、美しい旋律を作り出しています。一般的によく見られるのは金メッキが施された金色のアルトサクソフォンですが、他にも銀色のものや、ピンクゴールドのものなど様々な色があります。特にピンクゴールドはなかなか珍しく、見た目にも色っぽさや可愛らしさを感じさせるため、サクソフォン奏者の中でも人気を博しています。その他にも、ストレートアルトサクソフォンと呼ばれる、ソプラノサクソフォンのようにベルが下向きのストレート状のアルトサクソフォンがありますが、非常に珍しく近年では取り扱い自体が少なくなってきています。

2.中古のアルトサクソフォンの価格について

アルトサクソフォンは、中古でも売り買いされる数が多いため、安いものから高いものまで非常に多くの楽器が販売されています。安いものだと8万円ほど、高いものだと100万円近くになるものもあるので驚きです。とはいえ、部活などで演奏する場合や、趣味でアルトサクソフォンを始めたいという場合でしたら、10万～30万ほどのものでも十分に練習を行うことができるでしょう。あまりにも安すぎるものですと、後々楽器の修理代の方が高くなってしまったなんてことも起こり得ますので、複数の中古楽器店を周ってよく吟味するのが良いでしょう。それを防ぐためにも、元値との比較というのは非常に重要になってきます。元値から激しく価格の差がある場合は、その価格で販売される要因があるはずですので、安価で気になるアルトサクソフォンがあったとしても、一度元値がいくらなのか調査を行ってからのがよいかもしれません。

興味があってアルトサクソフォンを触ってみたいという人でしたら、中古で売られている初心者用のサクソフォンでも十分に満足できるでしょう。ある意味中古のメリットは価格が安いことだといえるので、自分の目的とよく相談し、購入するかどうかや価格について決断すると良いかもしれませんね。

3.アルトサクソフォンを高価買取してもらうコツ

アルトサクソフォンは管楽器の中でも非常に人気の楽器で、良い楽器が入荷すると、中古であっても購入したいと、人々が中古楽器店に殺到します。吹奏楽などクラシックに関わる人だけでなく、ジャズやポップスにおいてもアルトサクソフォンは必ず演奏される楽器です。そのため需要は非常に高いといえますが、その分買い取り時の価格はあまり個体差がないように感じられるかもしれません。そのため特にハイブランドなメーカーのアルトサクソフォンを持っている場合は、買い取ってくれる業者を複数チェックしておき、よりよい条件で買い取ってくれるところを選定しましょう。価格を少しでも上げるために、他の中古楽器より良い状態で売りに出す必要があります。アルトサクソフォンは特に店頭によく並べられる楽器ですので、よりお客さんが欲しいと思える楽器に仕上げる必要があります。そのためにもまず楽器を隅々まで磨いておき、ピカピカのアルトサクソフォンにしておきましょう。またタンポの綺麗さというのは意外にも目立つものです。茶色く変色したタンポは楽器を汚く見せてしまう原因にもなりますので、汚れが目立つ場合は、楽器修理店でタンポを全て交換しておきたいところですね。