1.中古の楽器は高く売れるの？

昔、部活や趣味で楽器を触っていたけれど、いまはもう部屋の奥底に眠っている…なんてことありませんか？もう何年も放置したままのその楽器、状態や手入れ次第では高い値段で売れるかもしれないんです。とはいえ、楽器ってどうやって売ればいいの？どうすれば高い値段で売れるの？という人もいるでしょう。せっかく愛用してきた大切な楽器、どうせなら高い値段で大切に買い取ってほしいと思いますよね。

楽器を売る方法は大きく分けて三つあります。まずは中古楽器を取り扱っている楽器店やリサイクルショップなどに直接楽器を持っていく店頭買取です。店頭買取の場合、直接楽器を店頭で査定してくれるため、その場で価格を提示してくれます。しかし、店頭に持っていくという手間がかかりますので、大きい楽器の場合は少し大変でしょう。

二つ目は、郵送にて楽器を送る郵送買取です。これはウェブショップなどで買い取ってもらう際によく活用されます。郵送ですので、実際持っていく手間は省けますが、郵送過程で楽器に傷がついてしまい、査定額に影響してしまう可能性があります。

三つ目は、中古楽器店の人が楽器を取りにきてくれる出張買取です。こちらも楽器を持っていく手間がないのがメリットですが、その分出張料や手数料をとられる場合がありますので、その分コストがかかってしまうこともあります。

2.中古の楽器を高く売る方法

送料や手数料などの雑費を差し引いて考えたとき、一番コストがかからない方法は店頭買取と考えられます。また、買取価格に納得がいかない場合、融通をきかせやすいのも店頭買取ならではですので、少しでも高い価格で売りたいという人は店頭買取を活用したいところです。とはいえ、楽器によってはウェブショップなどを活用した方が高く買い取ってくれるということもあるので、なるべく多くの情報を手に入れ、自分に合った買取方法を選びましょう。中古楽器の場合、どれだけ新品に近い状態に近づけられるかというのが査定に大きく影響するカギとなります。金管楽器、木管楽器それぞれのお手入れ方法を駆使して、より新品に近い状態になるよう手入れを行いましょう。自分でできない修理やお手入れについては、楽器修理を行っている店に行き、楽器を修理してもらったり、一から洗浄してもらうことで、新品同様まで復旧することも可能です。また、楽器本体の手入れのほかに、ケースや付属品などを一セットとして売却することが重要です。中古楽器を買いに来る人は、自分が吹きたいと思う楽器を選定して購入するでしょう。そのとき、ケースや付属品も綺麗にそろっていれば、それだけで楽器を始めることができますね。もし自分が中古の楽器を買うとしたらどういう楽器を買うか、というところに観点をおいて、自分の楽器を売るようにすれば、おのずと楽器店も高い金額を出して買い取ってくれることでしょう。

3.中古楽器の査定はここがみられる

中古楽器の査定はどの業者でもおおよそ見られるところが決まっているといわれています。まずは、楽器のメーカー、ブランドです。楽器は、いろいろなメーカーから発売され、型番によって金額も大きく変わってくるものです。基本的にはそれに応じて大体の金額が決まってくるといってもいいでしょう。つまり、高い楽器は高く売れ、安い楽器は安く売れるということです。そんなことを言ったら、安い楽器の場合価値がつかないんじゃないかと思いがちですが、それをカバーするのが、楽器の状態です。これは、メーカーやブランド関係なく、それまで吹いてきた環境や保管状態が大きく影響してきます。比較的高額で新しい楽器であったとしても、乱暴に扱っていれば、その分価格は下がってしまいますし、どんなに安くて古い楽器でも丁寧に大切に扱われていれば、それ相応の価格で買い取ってくれるというわけです。

買取のとき重要なのは業者に「いかにこの楽器がほしい」と思わせるかです。ボロボロの楽器を店頭に出したいと思うでしょうか？比較的安価なメーカーだとしても、楽器が新品のように綺麗であれば、少し高い値段を出してでも買い取りたいと思うはずです。楽器を売却するときは、ぜひ買取業者や中古楽器を買いたいと思っている人になりきって一度考えてみることをおすすめします。